木造架構大空間プレハブ工法「T-WOOD®SPACE」

木造架構大空間プレハブ工法
「T-WOOD®SPACE」 直交集成板(CLT)を用いた大空間プレハブ工法

お客様のメリット

  • CLTの軽さを生かしたプッシュアップ施工により超高速施工を実現します。
  • CLTトラス構造により最大12mスパンの木質大空間を提供します。
  • 積極的な木材利用によって地域産業の振興や脱炭素社会の実現に貢献します。

技術の特徴

CLTの製造最大寸法は長さ12m、幅3mです。この大判木質材料の特性を活かし、高速施工可能なCLTトラス構造を開発しました。

プッシュアップによる超高速施工

CLT3枚を1ユニットとしてプレハブ化された門型フレームの端部同士を、ジャッキで引寄せ合うことで躯体全体を立ち上げられる仕組みを持ち、建設現場での超高速な施工を可能としています。そのため短工期が求められる現場での利用に適しています。

CLTトラス構造による木質大空間

軽くて大きな木質面材であるCLTでトラス構造を構成し、最大12mスパンの大空間を実現します。面材で構成される木質トラスはリズミカルで画期的な空間構成を提供します。

木材利用の促進

大版のCLTを主要構造に利用することで、炭素ストックが可能で、環境配慮型建築として地域産業の振興や脱炭素社会の実現に貢献します。

プッシュアップ施工

プッシュアップ施工

実績・事例

  • 大成建設技術センター 風のラボ

    大成建設技術センター 風のラボ

  • 風のラボ 内観

    風のラボ 内観

実績・事例詳細

適用実績

建物名称
:大成建設技術センター 風のラボ
用  途
:実験施設
発 注 者
:大成建設株式会社
竣  工
:2019年8月

「T-WOOD SPACE」は、ヒンジ接合の3パネル架構を連結することで構造的に安定した基本ユニットで作られる空間です。基本ユニットをさらに連結することにより、最大で幅12m×高さ12mの断面形で自由な奥行きの大空間を作ることができます。
住宅等の小規模施設やホテル、集合住宅等の小部屋が集積する施設だけでなく、スポーツやギャラリー、中規模商業施設など多用途に展開することができ、CLT活用の可能性を広げます。建物の内部は木肌をそのまま表し、自然光を間接的に取り入れることで、木の香りがする明るく健康的な環境を提供し、施工も短期間で省力化を図ることができるなどCLTの良さを最大限に引き出した構法による建物です。

  • 3 パネル架構を連結したT-WOOD SPACE
  • 3 パネル架構を連結したT-WOOD SPACE

    3 パネル架構を連結したT-WOOD SPACE

  • 3 パネル架構を連結したT-WOOD SPACE

社外表彰

ウッドデザイン賞2020 ソーシャルデザイン部門:
2020年10月 ウッドデザイン賞運営事務局
日本空間デザイン賞2020 オフィス空間グループ:
2020年11月 日本空間デザイン賞事務局(JDN)
日本建築家協会優秀建築選(100選):
2020年12月 日本建築家協会