お客様のメリット
- 木造の良さである「軽さ」を損なわずに、床衝撃音を遮断します。
- 床にコンクリートを打設しないため、養生期間を必要とせずに短工期で対策できます
- 建物重量が軽減でき、躯体・基礎工事の低減が見込めます。
技術の特徴
効果的な遮音対策
T-WOOD Silent Floor は、木造床の欠点である歩行や跳びはねなどで生じる重量床衝撃音を低減する技術です。CLT(Cross Laminated Timber:直交集成板)床板に、主に集合住宅の床衝撃音対策用に開発した粒状体制振天井(T-Silent® Ceiling)と高性能乾式二重床(T-Silent Floor)を組合せ、効果的に床衝撃音を遮断します。
工期を短縮
本床構造は水を使わない乾式工法で施工されるため、施工後の養生期間も最小限に留めることができ、コンクリート床に比べて工期短縮が見込めます。
建設コストの削減
軽量なCLT床板を敷設するため、コンクリート床に比べて建物重量を軽減でき、躯体・基礎工事の軽減および建設コストの削減が見込めます。
T-WOOD Silent Floorの概要図
高性能乾式二重床 (T-Silent Floor)
粒状体制振天井 (T-Silent Ceiling)
実績・事例
実験室において本床構造の性能実証試験を行い、一般的な住宅やホテルなどの居住空間で求められる重量床衝撃音の遮音等級(LH-55※)相当の性能を確認しました。
※床構造単体での測定法がないため、残響室における単体の重量床衝撃音(衝撃源:タイヤ)測定結果を、JIS A 1419-2 (付属書1)によって評価したもの
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CLT躯体床の断面
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バングマシンによる加振状況
重量床衝撃音測定結果