お客様のメリット
- 作業開始のボタンを押すだけで、自動で土運搬作業を行うことで省人化します。
- AIを用いた人体検知による自動停止システムを搭載し、安全に作業を行うことができます。
- 走行ルートは、有人走行させたルートを記憶させるティーチングにより指定できます。
技術の特徴
各種センサによる機体状態の把握
従来の無人化施工は、建設機械にオペレータがそれぞれ配置され、現場周辺に設置された複数のカメラ映像をみながら遠隔で操作するラジコン型の操作でした。本システムは、各種センサを搭載し、機械自らが状態を判断して、自動で作業可能なシステムになっています。
土運搬作業の一連の動作を自動化
①T-iROBO®Crawler Carrierは積込機械に設置されたGPS情報から適切な積込場所へ接近走行および停止を行います。
②停止後は荷台上部を旋回させて積込機械の方向に合わせることができるため、有人時と遜色ない作業が可能です。また、土砂の排土は場所を固定する方法と、積込と同様に敷均機械の位置と方向に合わせる方法とを選択することができます。
③積込・排土場所への走行ルートは座標指定もしくは、走行したいルートを有人で走らせて、自動で作成することができ、操作画面上で簡単に編集することができます。
T-iROBO®Crawler Carrier
積込場・排土場への接近イメージ
障害物検知と回避経路の自動作成
走行路に障害物があった場合は、T-iROBO®Crawler Carrierの前方に設置されているLiDARセンサでそれを検知し、回避して走行することができます。その場合、回避経路は自動で生成されます。
AIによる自動安全停止システム
T-iROBO®Crawler Carrierはカメラ映像から人体検知を行うAIを用いて、人が誤って接近してしまった場合に自動で走行を停止させるシステムが搭載されています。このAIは様々な建設現場の画像を学習させることで、建設現場に最適化されています。
障害物回避
自動安全停止システム概略
実績・事例詳細
- 適用年月
- :2019年8月〜2019年9月
- 工 事 名
- :ライフル射撃場 環境対策工事
- 発 注 者
- :地方自治体
- 概 要
- :ライフル射撃場において、地表面に残置されているクレー、ワッズ、草木、鉛弾混じり土壌、及び鉛の第二溶出量基準(土壌汚染対策法に基づく基準)を超過した土壌を撤去、場外搬出し、適切に処理・処分を実施することを目的とした工事です。具体的には、林の中で小型の建設機械を使用して掘削した残置物を林の入り口の一次仮置場に集土し、それを現場ゲート近傍の二次仮置場に運搬した後に場外へ搬出を行っています。このうちの一次仮置場から二次仮置場への掘削土の二次運搬(約200m)に、T-iROBO®Crawler Carrierを適用しました。
工事概要
土砂運搬作業
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土砂積込
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排土場への自動走行
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排土場への接近走行・旋回・排土、
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